Glossary
フェムケア用語集
講座や記事に出てくる言葉を、公式テキストの定義でまとめました。
監修:一般社団法人フェムケア教育協会 代表理事 小林幸子
フェムケアとフェムテックは同じ意味ですか?
違います。フェムケアは「Feminine+Care」で、主にデリケートゾーンをケアするための製品やサービスを指します。フェムテックは「Female+Technology」で、テクノロジーを使って女性を心身ともにサポートする製品やサービスです。この用語集では、骨盤底筋、腟内フローラ、エストロゲン、PMS、GSMなど、講座と記事に出てくる言葉を公式テキストの定義で説明しています。
フェムケア
「Feminine(女性の)」と「Care」を合わせた言葉。主にデリケートゾーンをケアするための製品やサービスを指す。
出典:当協会公式テキスト第1章
フェムテック
「Female」と「Technology」を合わせた言葉。テクノロジーを使って女性を心身ともにサポートする製品やサービス。生理管理アプリ、妊活サポートデバイスなど。
出典:当協会公式テキスト第1章
膣ケア(腟ケア)
デリケートゾーンのケアを指して使われる言葉。当協会の講座では、膣の中への手技は行いません。外陰部や骨盤まわりを、温めたり保湿したりしてケアします。
※当協会の講座での扱い
デリケートゾーン
外陰部を中心とした、女性器まわりの部位の呼び方。洗うのは外側の皮膚の部分で、腟の内側は洗わない。
出典:当協会公式テキスト第3章・第7章
骨盤底筋
骨盤の底でハンモックのように臓器を支える筋肉の集まり。内臓の保持・排泄のコントロール・体幹の安定の3つの働きを担う。
出典:当協会公式テキスト第3章
腟内のpH(膣内のpH)
健康な腟は弱酸性に保たれている。乳酸桿菌が作る乳酸によって酸性が保たれ、雑菌の繁殖を防ぐ自浄作用が働く。
出典:当協会公式テキスト第3章
腟内フローラ(膣内フローラ)
腸内と同じように腟内にも常在菌がいる。デーデルライン桿菌(ラクトバチルス属の乳酸菌)が腟内を酸性に保ち、他の微生物の侵入・増殖を防ぐ。
出典:当協会公式テキスト第3章
デーデルライン桿菌
腟内の乳酸菌の総称。ドイツの産婦人科医アルベルト・デーデルラインが1892年に発見したことにちなむ。
出典:当協会公式テキスト第3章
エストロゲン(卵胞ホルモン)
女性らしい身体をつくり、子宮内膜を厚くし、骨の形成を促すなどの働きを持つ女性ホルモン。20代後半〜30代前半がピークで、更年期に急減する。
出典:当協会公式テキスト第4章
プロゲステロン(黄体ホルモン)
基礎体温を上げ、子宮内膜を維持し、妊娠の継続に関わる女性ホルモン。
出典:当協会公式テキスト第4章
月経周期
月経開始日から次の月経の前日までの日数。正常は25〜38日。卵胞期・排卵期・黄体期・月経期に分かれる。
出典:当協会公式テキスト第4章
PMS(月経前症候群)
月経の約3〜10日前から現れる心と身体の不調。月経開始とともに落ち着く。
出典:当協会公式テキスト第5章
PMDD(月経前不快気分障害)
PMSのうち、イライラ・気分の落ち込み・不安などの精神症状が特に強いもの。
出典:当協会公式テキスト第5章
月経困難症
月経時の痛みやだるさで日常生活に支障が出る状態。原因の病気がない「機能性」と、子宮内膜症などがある「器質性」に分かれる。
出典:当協会公式テキスト第5章
おりもの
子宮や腟・外陰部から出る分泌物。腟内を潤して粘膜を守り、雑菌の侵入を防ぐ。周期によって量や状態が変わる。
出典:当協会公式テキスト第5章
腹圧性尿失禁
咳・くしゃみ・運動などでお腹に力が入ったときに尿がもれること。女性は尿道が短く直線的で、出産や加齢で骨盤底筋に負担がかかるため起こりやすい。
出典:当協会公式テキスト第5章
萎縮性腟炎(萎縮性膣炎)
エストロゲンの減少によって腟の粘膜が薄くなり、乾燥しやすくなることで起こる腟の変化。更年期以降に多い。
出典:当協会公式テキスト第5章
GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)
閉経前後のエストロゲン減少にともなう、性器・性交・尿路の症状をまとめて捉える言葉。
出典:当協会公式テキスト第5章
セクシャルウェルネス
「性の健康」。身体面だけでなく、性に関して精神的・社会的にも健康である状態。WHOは幸福に関わるものとして重要性を述べている。
出典:当協会公式テキスト第2章
メンテック/オムテック
男性特有の健康課題を解決するための製品やサービス。
出典:当協会公式テキスト第6章
LOH症候群(男性更年期)
加齢やストレスにともなう男性ホルモン(テストステロン)の減少によって引き起こされる状態。医学的には加齢男性性腺機能低下症候群と呼ばれる。
出典:当協会公式テキスト第6章
※定義は当協会公式テキストに基づきます。病気の診断・治療については医療機関にご相談ください。
