一般社団法人フェムケア教育協会

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産後のケア — 身体の回復と、心のサイン

出産後の約1か月は、身体を元に戻す大切な時期です。頑張りすぎないための知識と、ためらわず相談してよいサインをまとめました。

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監修:一般社団法人フェムケア教育協会 代表理事 小林幸子

産後は、どのくらい安静にすればいいですか?

産後は身体を元の状態に戻すため、約1か月は安静と睡眠を意識することが大切です。産後はマタニティブルーや産後うつ病の症状が出ることもあり、情緒不安定になりやすい時期なので、心身の回復を第一に考えます。眠れない、食欲がなくなる、興味や喜びを感じない、「消えてしまいたい」という気持ちが現れる、といった場合は、ためらわずに精神科や心療内科など専門科への相談・受診を検討してください。

身体の回復

妊娠中、骨盤底筋には赤ちゃん・羊水・胎盤の重さ(約5kg)がかかり、普段以上の負担がかかっています。産後は、この骨盤底筋と身体全体を回復させる時期です。約1か月は安静と睡眠を意識し、家事や仕事を一人で抱え込まないことが大切です。

出産後に尿もれを経験する方は少なくありません。女性は尿道が短く直線的で、出産をきっかけに骨盤底筋に負担がかかるため、腹圧性尿失禁になりやすいとされています。回復の時期や骨盤底筋のケアについては、産科の指示に従ってください。

出典:当協会公式テキスト第2章「③産後ケア」・第3章「骨盤底筋」・第5章「尿漏れ」

心のサイン — 産後うつ病にみられる症状

  • 寝ようと思っても眠れない
  • 食欲がなくなり、体重の減少がみられる
  • 抑うつ気分
  • 興味または喜びの喪失
  • 集中力の低下
  • 気力の減退
  • 決断が困難

赤ちゃんのお世話や家事ができなくなったり、「消えてしまいたい」という気持ちが現れたりする場合は、ためらわずに精神科や心療内科など専門科への相談や受診を検討し、治療を受けることが必要です。

出典:当協会公式テキスト第2章「③産後ケア」

ためらわずに専門機関へ

近年は「産婦健康診査事業」など、産後早期に支援が必要な産婦を把握し、適切なケアにつなげることを目的とした事業も広がっています。産後の健診で心の状態を聞かれるのは、そのためです。「これくらいで相談していいのか」と迷うときこそ、相談してよいときです。

出典:当協会公式テキスト第2章「③産後ケア」

周りの人にできること

  • 睡眠の時間を確保できるよう、家事や育児を分担する
  • 「頑張って」ではなく「休んでいい」と伝える
  • 上のサインに気づいたら、本人と一緒に相談先を探す

フェムケアの講座では、産後のデリケートゾーンのケアと合わせて、この時期の身体と心の変化を学びます。ただし、産後の治療やケアの判断は産科・専門科の領域です。

この記事は、効果や効能を約束するものではありません。症状が続く場合や強い痛み・出血・発熱があるときは、婦人科など医療機関に相談してください。

赤ちゃんを抱き上げる母親(イメージ)
母親の頬にふれる赤ちゃん(イメージ)
赤ちゃんを寝かしつける母親(イメージ)

※写真はイメージです

FAQ

よくある質問

産後、デリケートゾーンのケアはいつから再開できますか?

産科の指示に従ってください。会陰の状態や悪露の期間は人によって異なります。

マタニティブルーと産後うつ病は違いますか?

テキストでは両方が産後に出うる症状として挙げられています。症状が続く、日常生活に支障がある場合は専門科に相談してください。

サロンで産後ケアの施術は受けられますか?

サロンによります。当協会の講座では時期に応じた対応を学びますが、施術の可否は産科の許可を優先します。

※記事の内容は公式テキストと公開情報を元にした下書きです。公開前に代表理事の監修を受けます。

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